当法人は、第二次世界大戦後の中国残留邦人(残留孤児及び残留婦人)・在日華人等の特殊な体験を記録し、調査及び研究を重ねることにより、日本国民及び中国国民が第二次世界大戦によって被った甚大な苦難を乗り越え、努力して築いてきた平和と友好の歩みを世界に示し、後世にその価値を継承していくことを呼びかけ、以って日中両国のさらなる平和と友好の礎の構築に寄与する。 中国残留邦人が高齢化し、歴史の風化が危ぶまれる昨今、当法人は、歴史研究の基本資料として残留邦人たちの体験をオーラルヒストリー(口述史)の形で残し、残留邦人や在日華人が日本社会に及ぼした影響やもたらした変化などについての研究を通し平和啓発運動へと広げていく。 そのために次の事業を行う。 1.研究・出版 (1)中国残留邦人と在日華人のオーラルヒストリーの取材と書籍化  中国残留邦人と在日華人のオーラルヒストリーの取材をこれまで250名以上に行ってきたが、今後も継続し歴史資料として整理 (2)著作の翻訳  『政策形成訴訟――中国「残留孤児」の尊厳を求めた裁判と新支援策実現の軌跡』(著者 中国「残留孤児」国家賠償訴訟弁護団全国連絡会・編、発行元 中国「残留孤児」国家賠償訴訟弁護団全国連絡会2010年発刊)の中国語版の出版 (3)中国残留婦人の家族史の出版 (4)中国帰国者回顧録などの編集 2.中国帰国者及び関連団体に関する歴史・資料・著作物等の調査及び研究 3.中国に友好的な日本人及び関連団体並びに在日中国人及び関連団体に関する歴史・資料・著作物等の調査及び研究 4.日本における中国文化の普及活動 5.日中両国のさらなる平和と友好に資する、日本及び中国の研究者間・青年者間等の交流の機会の提供と促進活動 6.交流活動 (1)令和7年8月1日から9日まで、中国側の研究員を1名日本に招聘して、共同取材を実施 (2)令和8年初頭に中国の若手研究者と大学生を四、五人日本に招聘して研究所の社員らと交流予定 7.啓発活動 令和7年8月8日から12日まで、東京都大田区立蒲田図書館で『戦後80年記念展示・講演会』を蒲田図書館と共催した 令和8年8月に大田区民プラザで開催予定の「第47回大田 平和のための戦争資料展」に出展計画 また、青年世代への啓発活動として、公立中学校において残留孤児・残留婦人の講演会を開催予定 8.残留孤児へのマスメディア・個人メディアの取材協力 (1)令和7年9月1日~5日、中国の国営新聞社である中国新聞社の残留孤児1世への取材協力(大連・吉林にて) (2)令和7年9月25日~28日、中国の国営新聞社である中国新聞社の残留孤児1世への取材協力(大連にて) 9.研究所の設立大会 令和7年11月8日に東京都大田区の消費者生活センターにて設立大会を開催予定