戦後80周年を迎えた現在、中国帰国者の高齢化は急激に進んでおり、彼らの経験を記録・整理することは急務です。彼らの証言から、戦争の残虐さ、一般市民こそ最大の被害者であることを思い知らされました。戦争に対しての社会の反応は、一国が過去の事柄をどう認識し、歴史とどう向き合うかを映す指標となり、同時に平和の構築にもつながると考えます。
こうした背景を受け、2025年8月、「中国残留邦人・在日華人研究所」が設立されました。弊所は一般社団法人として学術研究の成果を発信するとともに、「平和」と「友好交流」をテーマに社会啓発や教育活動を展開してまいります。
これまで、8月に大田区立蒲田図書館との共催で特別展示と公開講座を実施し、現在は残留孤児国家賠償訴訟関連文献の翻訳、出版を進めております。
今後の活動としては残留邦人の取材、学術書の刊行、学術シンポジウム、展示や講演の開催、青年交流等を予定しております。平和理念の普及と日中友好の進化に尽力し、持続可能な社会の構築に貢献してまいります。
皆様におかれましては本研究所の活動に、ご関心をお寄せ頂き、ご支援を賜れば幸いです。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
崔 学森
2025年8月吉日